皆様こんにちは。

本日は都内では30度をこす真夏日になったそうです。

まだ5月でこれですから真夏はいったいどうなるのか
予想が出来ませんね。

本日ご紹介します靴修理は
紳士靴のスリッポンのかかと修理と
靴底修理、靴磨きです。

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靴底がスニーカーのような形状ですので
修理出来ないのではとお考えの方が
いらっしゃるのですが
修理出来ますのでご安心下さい。

では早速、かかとの修理を始めます。

修理する前の状態です。

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かなり上まで削れています。

この靴底はとても軽くクッション性に優れていますので
どうしても削れやすいのです。

削れてしまった部分に同じような軽い素材のスポンジを
補充して高さを戻します。

高さを戻した後の写真です。

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このように高さを整えてからラバーのかかとの材料を取り付けます。
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間にスポンジの素材で高さを戻す事で
今まであったクッション性を犠牲にする事無く
修理する事が出来ました。

次は靴底の修理に取りかかります。

修理前の状態がこちらです。

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写真では判りにくいのですが
靴底の真ん中あたりが薄くなってきております。
そこでラバーのシートを貼って補強します。

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今回はより滑りにくくするために
凹凸の深いラバーのシートを貼りました。
これからの梅雨時期にはもってこいですね。

靴底の修理が終わりましたので靴磨きに入ります。

磨く前の状態です。

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お仕事が忙しいとなかなかお手入れ出来ないので
上の写真のようになってしまいます。
でも靴クリームを丁寧にすり込んでいきますと
見違えるように綺麗になるんですよ。

当店で販売してる靴クリームには
先端にスポンジのアプリケーターが付いている
商品もございますので手をあまり汚さずにお手入れ出来ます。
商品名はウォーターストップチューブです。

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スポンジのアプリケーターで靴クリームを丁寧に
塗っていき、靴ブラシを使用してさらに細かいシワに
靴クリームをなじませて、その後布でから拭きします。

そうしますと下の写真のようにとても綺麗になりますよ。

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本格的な梅雨時期に入る前に
天気の良い休日に靴のお手入れを
してみてはいかがでしょうか。

ワンポイントアドバイス:

今回は靴を少し長持ちさせる方法をご紹介したいと思います。

靴底の修理なのですが、数回お履きになったところで
ラバーのシートを貼るんです。

そうすると元々の靴底を保護出来ますので
沢山歩かれる営業の方には大変好評なんです。

ラバーのシートが薄くなってきましたら
貼り替える事もできます。

お勧めしたいのが靴底を縫ってあるマッケイ製法の靴や
グットイヤーウェルト製法の靴。
その他には冬に活躍するブーツなどです。

長く大切に履きたい靴にはお勧めです。